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  • ateliermichelle1

イギリス編(ロンドンpart 1)

さぁ、イギリス編です。

良かったらご一緒ください♪

スィーツタイムしながら書き始めました^ ^


32歳の私がゼロになる旅は、パリからベルギー、そして最後はロンドンに渡ります。


徹夜仕事明けで乗り込んだ飛行機、お察しの通り計画や下調べも全く出来ずパリ〜ベルギー〜ロンドンへ。


ロンドンの空港へ降り立ち、先ずはお金。

入国入り口に並びながら、今はポンド幾らなんだろう?


誰かに聞きたい!日本の人いないかな、、?

入国しようとしている日本人の商社マンらしき男性が!!


思わず入国寸前のその男性に、『すみませーん!!』と順番待ちしてる場所から声をかけた私。こちらを振り返ってくれた瞬間、 『今、ポンドは幾らですかー?』と聞くと唖然顔で200円です!と答えてくれて、すぐさま入国していった、、

ロンドンの旅の始まりです。


私も無事入国。さて、次の問題。

ホテルへどうやっていこう!

バスか電車か、どっちで行くのがいいか、、と考えていると、またその男性が目の前に!

スーツを着た恰幅のいい、いかにも出来そうなジェントルマンの海外の方々と話をしていたのである。

その日本人男性も良さそうな人だ。

やっぱり日本から来た商社マンだなと確信する。


またもや私、『すみません!ヴィクトリア駅に行くにはバスと電車どっちがいいですか?』

少し心配そうな顔をして、『電車が便利だよ』と商社マン。


『ありがとうございます!』と先を急ぐ私。

次は空港のATMでお金を引き出さなきゃ!

カードを入れども返ってくる。

何でだ?何度も何度も繰り返しても上手くいかない。辺りを見回すと向こうから私の行動を心配そうにみている商社マンが。


『手伝いましょうか?』と言って教えてくれて、無事ポンドを手に入れた。

『何度もありがとうございます!』とお礼を伝え、いよいよロンドンの宿へ!

商社マンが、心配そうに『僕もちょうどヴィクトリア駅の方に行くので途中まで一緒に行きましょう』と言ってくれて、駅の長い階段を重たい重たいスーツケースを持って登ってくれた。

きっと、女性の力でこの重たいスーツケースをどうやって運ぼうと思っていたのか不思議だったに違いない。私は、階段の事など全く頭になかった。ただそこに行く!!ことだけだった。


ホッと一息、電車に揺られながら『何処に泊まるの?』と心配そうに商社マン。

日本で先輩にもらってカバンに入れていた宿屋の名刺を出して見せた。


『ここに行きたいんです。』と商社マンにその名刺を見せると『ちゃんと予約取ってる?』と更に心配気に、電話してあげるよと言って、流暢な英語で確認してくれた。

優しい日本人に触れ、感謝と同時に嬉しい気持ちが溢れた。 とそんな瞬間、『親子さん、心配されてるだろうね。学生さんの女性一人旅。おじさんも心配するよ、、』と商社マン。

僕は32歳で、大阪から家族でロンドン勤務に来ているんだと。


えっ、私が学生さん??

私は10年アパレル業界で働いて主任で退社。

しかも私も同じ32歳だよ(笑)、、と心で呟きながら、その場は学生の旅としておいた。

ジージャンに、たすき掛けカバン。余りに何も分からず無鉄砲な旅に見えたから、学生と勘違いしたんだろうな。

でも、心はゼロ、学生気分だった。


商社マンの名前は十一さんだった。

将来は、ハワイで自由に暮らす夢の話や、

私が旅に出たきっかけの話しなどをしながら、のどかな風景を背景に電車に揺られながら楽しい時間を過ごしたロンドンの旅の始まりとなりました。


一期一会、出逢いに感謝しながら

十一さん、ありがとう!

神さまありがとう!


あれから20年、、

十一さん家族は夢のハワイで元気で過ごしているかな〜と想像しながら、

アラブ人牛耳るロンドンの宿屋 手荷物と雑誌の切り抜き一つで、郊外に出るの巻に続きます。



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